今週末見るべき映画「至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~」

2014年 11月 7日 08:00 Category : Garbo

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2013年10月、パリ・オペラ座のエトワール、アニエス・ルテステュが引退した。その最後の踊りが、「椿姫」だ。振付は、ジョン・ノイマイヤー。音楽は、ショパンのピアノ協奏曲第2番全曲、ピアノソナタ第3番第3楽章、華麗なるワルツ、24の前奏曲からの2番、15番、17番、24番。さらに、バラード第1番、ピアノ協奏曲第1番第2楽章などすべて、ショパンだ。

映画「至高のエトワール~パリ・オペラ座に生きて~」(アルシネテラン配給)は、アニエスが自らのエトワール人生を振り返り、舞台の思い出や、喜びを語るドキュメンタリー。バレエ・ファンなら、涙が出るほどの映像だろう。もちろん、有名な振付師や、パリ・オペラ座の偉大な先輩たちも登場し、アニエスへの熱い想いが語られる。最高のパートナーだったジョゼ・マルティネス、先輩格のエトワール、ローラン・イレール、最後の公演「椿姫」で相手役を務めたステファン・ビュリョン、振付のジョン・ノイマイヤー、ウィリアム・フォーサイス、イリ・キリアンらが、アニエスに賛辞を送る。


アニエスの舞台から、その名シーンがいくつか出てくる。比較的、多くの時間が割かれ、アニエスのバレエがどれほど凄かったかが、しっかりと伝わってくる。アニエスは美貌、大柄。その踊りは、だからダイナミック。しかし、繊細で優雅。古典からコンテンポラリーまで、多くのレパートリーを、華麗に踊り続けた。

公演からの映像は、ルドルフ・ヌレエフ版の「白鳥の湖」、「ドン・キホーテ」、ジョゼ・マルティネス振付の「天井桟敷の人々」、ジョージ・バランシン振付の「放蕩息子」、ジェローム・ロビンス振付の「ダンサーズ・アット・ア・ギャザリング」、ピエール・ラコット振付の「賭博師の手紙」、「祝典」、ウィリアム・フォーサイス振付の「ウォウンド・ワーク1」、イリ・キリアン振付の「輝夜姫(かぐやひめ)」、カロリン・カールソン振付の「シーニュ」、そして、アニエスの最後の舞台となったジョン・ノイマイヤー振付の「椿姫」だ。もとより、バレエ好きである。アニエス・ルテステュは、大スターである。もう、見るしかない。

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