毎回、ドラマチックなストーリーで話題のルイ・ヴィトンのコア・ヴァリュー広告キャンペーン。今回は女性たちに人気のアンジェリーナ・ジョリーが登場、人生の転機となったカンボジアの旅を、美しく印象的なイメージで紹介している。ビジュアルだけでなく、ルイ・ヴィトン専用サイトではショートムービーも見ることができる、今回のアンジェリーナ・ジョリーのコア・ヴァリュー広告。「たったひとつの旅が、ある人の生きる道を変える」というコピーが、彼女のこれまでの生き方を物語っているようで思わず胸が熱くなる。一見、モネの絵画のような印象的な色彩の水辺も、その美しさの裏には、カンボジアの現実や、それに対するアンジーの情熱が隠れていることを思い出させる。

©LOUIS VUITTONアンジーが初めてカンボジアを訪れたのは、2000年。映画『トゥームレイダー』の撮影で訪れたのがきっかけだった。しかし豊かな自然に恵まれたカンボジアは、一方では今も地雷によって多くの子供たちが被害を受け、NGOなどにより地雷撤去活動が行なわれている。アンジーはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使として、地雷の危険性を伝えるためにカンボジアを再び訪れたほか、積極的な人道支援や環境保護活動を続けてきた。これを称え、2005年にはカンボジア国王からカンボジア市民権を授与されている。またプライベートでは、長男のマドックス君をカンボジア孤児院から養子に迎えるなど、カンボジアとの関わりも強い。人気女優としてだけでなく、さまざまな社会貢献活動でも注目される、アンジェリーナ・ジョリー。そんな彼女の生き方は、いまという時代だからこそ、大いに共感できるところがあるはず。今回の撮影が行われたのは、シェムリアップ州の美しい水辺。スチール写真では、ボートの上で佇むアンジーの傍らに、旅のカバン、彼女が長年愛用しているルイ・ヴィトンの「カバ・アルト」がさり気なく置かれている。ルイ・ヴィトン専用サイトで現在公開中のティーザーでは、生い茂る緑や、水車、まぶしい日差し、子供たちの笑い声などが回想シーンのように登場し、アンジーの表情がクローズアップされる。フルバージョンは、7月中旬に更新予定だ。旅の女性フォトグラファー、アニー・リボヴィッツが捉えた、ファンタスティックな映像とともに、彼女の心の旅をのぞいてみては。お問い合わせ:ルイ・ヴィトン カスタマーサービスセンター tel. 03-3478-2100ルイ・ヴィトン コア・ヴァリュー広告専用サイト取材/東ミチヨ