偽装問題に揺れる今こそ「産地認証」の家具、ヒュケリ

2008年 1月 28日 09:00 Category : Interior

このエントリーをはてなブックマークに追加

 作り手がわかる製品。これは今の時代、何か商品を購入するときの大きなフックとなっている。作家ものの器、産地のわかる野菜、デザイナーの服など…

 家具デザイナーの小林雅之が企画、デザインした家具「ヒュケリ」は、家具デザイナーが誰であるかわかるだけでなく、その家具をつくった職人、ひいてはそのための木材が採れた森までわかる、「産地認証」の家具だ。

【イージーチェア:スギ ¥59,800、ヒノキ ¥62,500】

 たとえば椅子。脚の裏にはシールが貼ってある。これは木材の産地認証を行う「森林NPO植林針葉樹産地認証協議会」が認定した産地認証だ。

【ダイニングチェア:スギ ¥43,800、ヒノキ ¥46,300】
【ノックダウン式ダイニングテーブル:スギ ¥83,500、ヒノキ ¥91,000】


 小林雅之はこう言う。

「木材流通はかなりいい加減で、産地、木材名などは間違っていることが多々あります。似ている材種がたくさんあって玄人でも見分けにくいということもあり、現在、流通している材が○○産の○○材だと書いてあっても、それが、どこかの時点で換算されたり、紛れたりするケースがあります。また安い材は産地や木材名が書いてなく、総称でホワイトウッド材などと書いてあることも多いです。と言うことは、木製品を購入している人は、産地や木材名を知らず、そして、知らず知らずの間に、違法伐採材を買って、森林破壊に繋がっている可能性があるということです。そこでヒュケリシリーズでは使う木材の産地や材種を明確にしているのです。」

 昨年は百貨店で中国製の家具がイタリア製と表記されて販売されたことが報道された。あらゆる分野で「偽装」が問題になっている今こそ、こんな点が付加価値になる。

Related article

  • アクシスギャラリーで「三保谷硝子店—101年の試作展」開催中
    アクシスギャラリーで「三保谷硝子店—101年の試作展」開催中
  • 皮肉とユーモアたっぷりのイラストレーション「ボブ・ギル回顧展」
    皮肉とユーモアたっぷりのイラストレーション「ボブ・ギル回顧展」
  • 3Dブームは繰り返される! 起源は約170年前に…
    3Dブームは繰り返される! 起源は約170年前に…
  • 東京都庭園美術館が3年ぶりにリニューアルオープン
    東京都庭園美術館が3年ぶりにリニューアルオープン
  • インタビュー:ハイメ・アジョンが九谷焼に挑んだ足跡
    インタビュー:ハイメ・アジョンが九谷焼に挑んだ足跡
  • 生誕100周年を迎えるブルーノ・ムナーリの一大展示会が開催
    生誕100周年を迎えるブルーノ・ムナーリの一大展示会が開催

Prev & Next

Ranking

  • 1
    フォトギャラリー:ミラノサローネで発表のヤマギワ新作照明
  • 2
    イデーから新作家具「CONTOUR」キャビネット シリーズ
  • 3
    フォトギャラリー:マルチタッチの「iPod nano」
  • 4
    フォトギャラリー:BMW史上最速のSUV「BMW X6 M」
  • 5
    モルトンブラウンから、待望のメンズラインが新上陸
  • 6
    「ジャン=ポール・エヴァン」に世界最高峰のコーヒーが登場
  • 7
    フォトギャラリー:「吉岡徳仁デザインによる、CAMPER旗艦店」
  • 8
    フォトギャラリー:フェラーリ「599XX」日本初公開
  • 9
    フォトギャラリー:フォルクスワーゲン新世代ゴルフ
  • 10
    日本のグラフィックデザイン2009 トークイベントリポート

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加