エンツォ・マーリ新作は「和弓」がモチーフ

2008年 3月 5日 11:25 Category : Interior

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 東京・表参道ヒルズにある「HIDA OMOTESANDO」は、エンツォ・マーリのデザインを、日本の家具産地・飛騨高山の技術で実現した家具で知られている。国産杉の圧縮材を利用したエコなチェアなどが好評の同店で、開店2周年を記念し、端正なウォールナットのチェア「アークス」(Arcus)が発表された。デザインはもちろんエンツォ・マーリ。


Arcus(アークス) ¥84,000
 日本のダイニング空間でシックになじむデザインで、これまで通り、全体のフォルムのデザインはマーリ氏の手によるもの。デザインモチーフは「和弓」の描く美しいカーブで、商品名もラテン語で弓の意味。

 これに対して、飛騨産業が提案したのは、高級感があり日本人に人気の高い広葉樹ウォールナットと、皮革の座のコンビネーション。木材の家具がメインだった同店にとっては珍しい、異素材の組み合わせだ。

 「高級感のある空間作りを求めるお客様が増えている中、日本人に好まれる高級広葉樹のウォールナットを採用しました。日本古来の造形美に深い尊敬の念を寄せてきたマーリ氏は、この椅子に日本人の精神性を表す和弓を重ね合わせています」(同店・中村直子さん)。

 そのカーブは背から脚をみると一目瞭然。背から脚にむかったアーチを描く木材が、座の下から六角形を描き、脚先にむかって五角形となる。これの流れがねじれているようなねじれていないような、不思議な造形に変化する。一見、ごく普通の椅子のようだが、マーリ氏のデザインと飛騨の技術でなければできない部分はこういうところだ。

 まずはHIDA OMOTESANDOで先行発売。ダイニングテーブルの完成とともに、9月に全国で発売予定だという。

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