hhstyle.comで緑のチャリティーオークション開催

2008年 6月 4日 00:00 Category : Interior

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 hhstyle.com主催のチャリティーオークション「グリーン・オークション」が今年も開催される。出品作品の題材は、イームズの名作椅子「La Chaise(ラ・シェーズ)」。

 同オークションでは毎回さまざまなクリエーターに依頼してオリジナルペインティングを施した「世界にたった一脚の椅子」を出品している。今回の売り上げは、東京都が10年後に向けて計画する都の緑化計画『海の森』のために寄付される。

 建築家の安藤忠雄氏、妹島和世氏、インテリアデザイナーの片山正通氏が参加した昨年に引きつづき、第二回目となる今年は「神奈川工科大学KAIT工房」「ミラノサローネ2008 CANON NEOREAL展(paper chair)」などで注目される若手建築家・石上純也氏による「世界にたった一脚のラ・シェーズ」が出品されている。


 作品は石上氏が得意とする“えんぴつのドローイング”によるもので、ラ・シェーズ特有のオーガニックな曲面を「地形に見立てた」という独創的な世界がフリーハンドで描かれている。作品について石上氏はこう語っている。

 「ラ・シェーズはもともと大好きな椅子のひとつ。ワンオフ作品としてオークションに出品されるものとして最初は何を描こうかとしばらく迷ったが、椅子を幾度も眺め、実際に椅子に顔を近づけてみた際に、今回のイメージが徐々に鮮明に浮かんできた。座面のレベルに目線を下げて眺めると、その曲線がとても建築的な敷地展開に似ていることに気付く。ある地点から見ると山があり、その向こうには谷があり、違う方角から見ると山の裾野には住居や街、森、花畑が広がる。そんな風景のイメージだ。鉛筆のドローイングという手法を選んだ理由は、元々、鉛筆の線が持つ“自然な濃淡”や“ゆらぎ”が好きであることもあるが、実際にその自然なゆらぎや擦(かす)れる具合がとても空間的であり、<空間と物質的なものとの境界線>を感じさせないイームズの作品(ラ・シェーズ)に通じているように感じたからだ」

 展示は7月27日まで2つの店舗を巡回し、最終日にオークションで競り落とされる予定。


作品の展示期間:
 原宿本店 5月23日(金)~6月30日(月)
 青山店 7月1日(金)~27日(月)

オークション開催期間:7月17日(木)~7月27日(日)

お問い合わせ:hhstyle.com 原宿本店 tel.03-3400-3434

取材/松浦明

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