懐かしの4大少年マンガ誌でできた本棚

2008年 9月 24日 00:00 Category : Interior

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 「少年ジャンプ」や「少年マガジン」、考えてみれば少年マンガ雑誌の体裁というのはすごい。版型、紙質、内容。そのほとんどが、約40年近く変わっていない。粗雑な色紙、派手な表紙はいつの時代も少年たちの心をつかんで放さない。

 そんなマンガ雑誌の不変の力に注目する人がいる。それがブックディレクターの幅允孝氏だ。

 「日本の少年マンガ雑誌の体裁というのは世界的にも珍しいんですよ。あの真四角なスクエア感。にじんだ色合いの赤や黄色や青の再生紙が重なった小口。軽い紙なのに重厚感すら感じさせるそのボリューム。そして、創刊当初から全誌まったく同じ版型で続く統一感。しかも、そんな紙束が僅か250円足らずで買えてしまう大衆性。日本独自の本のカタチです。内容だけじゃなく、その体裁に昔から惚れ込んでいました。この魅力をなんとか違った形で表現できないか,とずっと考えていました」 (幅氏)


 そして生まれたのが、「Jumping Magazine & Sunday Champion」(上写真)。名前の通り、4大少年マンガ誌でできた本棚だ。黒革仕上げのスチールフレームに、びっしりと並ぶ雑誌の小口で棚のパネルとデザインを実現。紙の色と背表紙のストライプがユニークかつ、意外な美しさ! 使われた雑誌は約350冊。

 9月初め、東京・新宿の伊勢丹新宿店のイベント「アートコンビニエンスストア」を機に発表されたものだ。実はこれ販売もしていて、お値段は250万円(税抜き)! マンガ雑誌の平均的な値段250円の1万倍にあたる。


サイズ : H1354 × W2076 × D265 mm 価格:¥2,625,000

 「そんなオブジェとしての紙束愛と、『週刊少年ジャンプ』、『週刊少年マガジン』、『週刊少年サンデー』、『週刊少年チャンピオン』という、少年たちの心に大きな影響を与えた4つの偉大なマンガ雑誌に対する尊敬の念によって、この本棚は生まれたんです」 (幅氏)

 さらにこの本棚のすごさは、そんなアーティスティックな見た目だけではない。書店プロデュース業も営む幅氏の手腕で、全国から集められたマンガ誌が約100冊入ることによって完成する。それは「伝説的なあの作品の初回と最終回」が掲載された当時の少年マンガ誌だという。もちろんこれもセットのお値段だ。マンガという日本の偉大なカルチャーという、コンテンツの価値も含まれているのだ。

 ちなみに現在、販売中のこの本棚に収められているのは、

THE FIRST(あの作品の連載第1回):
 あしたのジョー/天才バカボン/まことちゃん/ダッシュ勝平/六三四の剣/エコエコアザラク/マカロニほうれん荘/爆発野郎/ど根性ガエル/侍ジャイアンツ/アストロ球団/ハレンチ学園/マジンガーZ/東大一直線/Dr.スランプ/キャプテン翼/風魔の小次郎/幽☆遊☆白書/うしろの百太郎/三つ目がとおる/河童の三平/ゲゲゲの鬼太郎/人造人間キカイダー/がんばれロボコン//マカロニ2/まいるど7/ などなど

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