クリエイターの合同展示会「For Stockists Exhibition」

2008年 10月 22日 22:00 Category : Interior

このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京・池袋にある自由学園明日館講堂にて行われた、クリエイター主催による合同展示会「For Stockists Exhibition」。第一回目から比べると、倍以上に出展者が増えたという盛況ぶりである。今年は30組以上のクリエイターやメーカー、輸入雑貨店などが新商品を発表した。

 会場は、全国からバイヤーやプレス関係者が集まり(残念ながら一般客の入場はなし)、よくある業界団体の大規模な展示会にはない、独特な雰囲気の、しかしものすごい熱気に包まれた。気になったプロダクトを紹介しよう。

 中目黒にあるセレクト書店ユトレヒトのブースだ。少し見えにくいが、ピストバイクのフレームである。何故古書店が自転車のフレームを作ったのだろう…


 「EX LIBRIS(エクスリブリス)」という名のプロジェクトである。エクスリブリスとは、蔵書票の意。そう、この自転車フレームは、よく見ると分かるが、古いコミックを、特殊な技術でコラージュして加工しているのだ。これは、アーティスト土田忠昭の技術によって実現した。まったく視点の異なる方向での古紙再生である。(¥105,000)

 Bob Foundationによるペーパーブランド・Number62による、古書を用いた封筒とグリーティングカードのセット(¥315)。美しい本のページにシルクスクリーンで印刷を施し、手紙として機能できるのだ。



 コラージュアーティストの西舘朋央によるアクセサリー(¥18,000~)。すでに本かどうかも分からない形になっているが、ジュエリーゆえに鉱物図鑑の紙を使うというこだわりようである。



 すべての商品には「蔵書票」が添付され、そのプロダクトがどういった本から成り立っているかが分かるようになっている。その時点で、単なるモノにストーリーが付与されるというわけだ。逆も然りで、自分の思い入れのある本を持ち込んで、オリジナルの自転車フレームを作るなんてことも可能である。


 決して大量生産はできないだろうが、古書を断裁してトイレットペーパーにリサイクルするよりも、はるかに夢がある。本好きにはたまらないプロジェクトである。

Related article

  • 素材と向き合う職人が生んだ「寄せアクリルの箱」
    素材と向き合う職人が生んだ「寄せアクリルの箱」
  • nendo佐藤オオキ氏のパッケージデザインが光る、プレミアムバナナ
    nendo佐藤オオキ氏のパッケージデザインが光る、プレミアムバナナ
  • ヘリノックス新作、丈夫で軽量なテーブルが登場
    ヘリノックス新作、丈夫で軽量なテーブルが登場
  • 「ファーバーカステル 東京ミッドタウン」2周年記念イベント
    「ファーバーカステル 東京ミッドタウン」2周年記念イベント
  • 青山に輝きをテーマにした新ショップ、新作キッチン
    青山に輝きをテーマにした新ショップ、新作キッチン
  • MacBook Airがアップデート、11インチ88,800円から
    MacBook Airがアップデート、11インチ88,800円から

Prev & Next

Ranking

  • 1
    ミラノサローネとは一体何なのか?━世界最大のデザインイベント
  • 2
    夏バテに効く、エジプト塩をつかったお料理4品
  • 3
    今週末見るべき映画「シリア・モナムール」
  • 4
    村上隆個展「MURAKAMI VERSAILLES」が開幕
  • 5
    東京ソラマチに「ビーアグッドネイバー コーヒーキオスク」がオープン
  • 6
    “森づくり”を支援する「TOUCH-WOOD写真展」開催!
  • 7
    トヨタの新型FRスポーツカー「86」、東京モーターショー
  • 8
    ポートランド発! DIYの精神から生まれたクラフトビールグラス
  • 9
    The Tastemakers & Co.が提案する 「古くてあたらしいこれからの日用品」
  • 10
    パリにみる、ファッションルックの競演(1)

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加