ミラノサローネ2009 現地レポート(3) トップブランド新作

2009年 5月 16日 15:00 Category : Interior

このエントリーをはてなブックマークに追加

 名作家具を抱える老舗ブランドも、過去の遺産にすがるだけでなく、意欲的に現代のデザイナーや建築家とコラボレートし、新作家具に取り組む様子が見られた。中でも注目はアルテック。素材開発から構造まで、次世代の家具作りのあり方を示唆する、革新的な試みが印象的だった。併せて、日本ではまだ認知度は低いが、世界的に注目の高いブランドをピックアップ。

ARTEK(アルテック)

 アルヴァ・アアルトの家具などで知られるアルテックは、今年「ONE CHAIR IS ENOUGH」という1つのスローガンを掲げた。それを受けて、建築家の坂茂が「10-UNIT SYSTEM」をデザイン。これはL字のユニットを基本にしたモジュラーシステムで、椅子もテーブルもベンチも、何でもこのユニットで簡単に作り上げてしまうという建築家らしい発想の家具。

 しかもユニットの素材は、UPMと開発した「ウッド・プラスチック」という、木の繊維を樹脂で固めた特殊な素材。軽くて、カラーリングもできて、リサイクルが可能。つまり「ONE CHAIR IS ENOUGH」とはこれからの時代に必要な家具とは何かを示唆する、シンプル・エコ宣言なのだろう。


Related article

  • フォトギャラリー:「LIGHT-LIGHT IN TOKYO」
    フォトギャラリー:「LIGHT-LIGHT IN TOKYO」
  • 一見の価値あり!「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」
    一見の価値あり!「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」
  • 神秘なる繊維、大麻。<麻世妙majotae>プロジェクト、始動!
    神秘なる繊維、大麻。<麻世妙majotae>プロジェクト、始動!
  • 明日から大阪で「DESIGNEAST 01」開催
    明日から大阪で「DESIGNEAST 01」開催
  • ワタリウム美術館「ルイス・バラガン邸をたずねる」
    ワタリウム美術館「ルイス・バラガン邸をたずねる」
  • つくり手の顔がみえる「クラマエビル」/蔵前・鳥越、つくり手の顔が見える街(5)
    つくり手の顔がみえる「クラマエビル」/蔵前・鳥越、つくり手の顔が見える街(5)

Prev & Next

Ranking

  • 1
    2本の紐で編み上げられた、革新的なスニーカー『UNEEK』
  • 2
    今週末見るべき映画「ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実」
  • 3
    ミラノの街で太陽光の新しい提案が輝いた!パナソニック現地報告
  • 4
    今週末見るべき映画「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」
  • 5
    今週末見るべき映画「マダム・イン・ニューヨーク」
  • 6
    世界で最も知られる日本の建築運動「メタボリズム」って?
  • 7
    太宰府 竈門神社新社務所計画プロジェクト。Wonderwall 片山正通氏、ジャスパー・モリソン氏インタビュー。
  • 8
    ウィメンズ|色彩溢れるパリスナップ(3)
  • 9
    元フランスの一流メゾン革職人が来日、受注会開催
  • 10
    最新リノベ物件事情、東京・目黒の「マンション雅叙苑」

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加