見えてきた現実と理想/コーヒーにこだわる(2)

2014年 5月 26日 07:59 Category : News

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朝、目覚めて一杯、出勤して一杯、打ち合わせでまたもう一杯。今や日常生活から切り離せない存在となっているコーヒー。そんなコーヒーに魅せられ、本物のコーヒーを追求し続ける人物がいる。コーヒーハンターの異名を持つ、川島良彰氏だ。“本当”を多くの人は知らないと断言する、川島氏と彼が率いるミカフェートの取り組みに迫った。

#2.見えてきた現実と理想

現在、ミカフェートが取引する生産国/地域は、グァテマラ、エル・サルバドル、パナマ、コロンビア、ペルー、ジャマイカ、タンザニア、ハワイ。昨年は年間133日も海外にいた川島氏だが、あまりにも生産地のことが知られていない日本のコーヒー業界の実状に危機感を抱いている。

「日本のコーヒーって、例えば、スペシャリティコーヒーの店に行くと、ある国の何とか地方の、何とか農園のコーヒーって形で売られていますが、その農園で収穫される、すべてのコーヒーが美味しいわけではないんです。ものスゴく美味しいものもあれば、マズいものもある。コーヒーは農作物。同じ農園の中でも、当然いろんな品質のコーヒーができてくる。それは陽当たりや風当たり、降雨量でも変わるし、土壌によっても変わってくる」。


自分が辿り着いた良い農園のコーヒーの中でも一級、二級のコーヒーがある。その事実を伝えようと川島氏が生み出したブランドが『グラン クリュ カフェ』と『プルミエクリュ カフェ』。命名は特級畑と一級畑でランク付けするブルゴーニュのワインにならっている。

Grand Cru Cafe(グラン クリュ カフェ)

Premier Cru Cafe(プルミエ クリュ カフェ)

「グラン クリュ カフェとして扱われるコーヒーは全体の0.3%ぐらいで、プルミエクリュでも、大体、2%ぐらい。良いコーヒーって、そんなに穫れないものなんですよ」。

良い豆ができただけで良いコーヒーになる、話はそう簡単ではなく、栽培以上に大切なのはプレパレーションだという。これを徹底することで、最高のコーヒーは生まれるのだ。

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