高層ビルとアート。再生された街、シカゴの魅力

2014年 12月 16日 08:10 Category : News

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ミシガン湖に面して広がるイリノイ州シカゴの街。思い浮かぶのは、摩天楼がそびえる全米屈指のビジネスシティ、それとも全米でNo.1に選ばれたシカゴ美術館を擁するアートシティだろうか。

シカゴの街を南北に走る目抜き通りミシガンアベニューを挟んで、ダウンタウンにはさながら展示会場のようにさまざまな高層ビルが立ち並ぶ。南の金融街にある、ファサードの大時計と頂点に立つギリシャの豊穣の女神セレス像が目立つビルは、「シカゴ・ボード・オブ・トレイド・ビルディング」(シカゴ先物取引所)だ。女神像は左手に小麦、右手にトウモロコシを持っており、建設された1930年、シカゴが大豆、小麦、トウモロコシなどの穀物の先物取引の中心であったことを象徴している。


アール・デコ様式の荘重な建物は、映画『バッドマン・ビギンズ』の中で、ウェイン・エンタープライズ本社として登場している。そして、このビルが正面にそびえ立つラサレ大通りには、偶然とはいえ驚くべき秘密が隠されていた。地上から通りのビルを仰ぎ見ると…そこに翼を広げた「バッドマン」の姿が。


シカゴには、ニューヨークの「ワールドトレードセンター」に次いでアメリカに2番目に高い「ウィリス・タワー」(1973年建設)など有名な高層ビルが多いが、1988年に完成した「ルッカリー」は、シカゴ派の建築家であるダニエル・バーナムとジョン・ウェルボーン・ルートの手になる世界で最も古い鉄骨高層ビルでシカゴの街の新しい歴史を示す存在だ。その後1905年にフランク・ロイド・ライトにより改造されている。

実はシカゴは、1871年に起った「シカゴ大火」で市街地の17,400以上の建造物が全焼、死者250人以上という大災害に見舞われている。しかし、これを契機に都市の再開発が進み、世界中からシカゴ派と呼ばれる建築家が集まり、これらのビルを建てた。そして、1893年には世界万国博覧会の舞台となり復興を遂げた。

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