究極の米作りを模索、鮮度にこだわる 「今摺り米」

2010年 3月 12日 20:00 Category : News

このエントリーをはてなブックマークに追加

 一日に一回でも米を食べると安心する。日本人の習性だろうか。数千年もの間、日本の食卓の中心にあり続ける米をもう一度見直す、そして米の価値を上げる。そんな大きな夢を抱いて「最高の米」を作るべく、一人の男が立ち上がった。越後ファームの近正宏光さんだ。

 近正さんの考え方はいたってシンプル。「最高に美味しい米を新鮮な状態で食べてもらいたい」。そうして作り上げたのが「今摺り米」(いまずりまい)である。

2kg¥1,344 5kg¥3,360

 通常の米は、収穫すると一括で籾摺りされ農協に検査を受け等級がつけられる。その後、産地の農協や生産者等が「玄米」として保管し米問屋に卸され、最後に精米して出荷される。しかし、近正さん曰く「米は籾のまま保管しておくのが一番美味しい」と。収穫された後も、籾のままで保管しておけば米は生き続ける。逆に考えると、籾摺りを行った時点から米の劣化は始まっていくのだという。

 「籾のまま米を保管しておくのが一番美味しいことは、米を作っている農家の人たちはみなさん知っていること。ですが、実質不可能と言われているんです。というのも、籾のままで米を置いておくと何倍にも嵩張りますから、誰もやりたがらない(笑)。私たちは、それをいかにうまく流通させられるかを考えて、「今摺り米」の生産に至ったのです」(近正さん)

 越後ファームの「今摺り米」は、冷蔵倉庫にて籾の状態で米を保管し、小売業者から受注があった後に少量ずつ「籾摺り・農産物検査・精米」の工程を実施し出荷する手法を取った。自社内に資格保有した農産物民間検査員を常駐させることで、米問屋を介さずに出荷できるというわけだ。

Related article

  • 世界最大の現代美術展「ドクメンタ(13)」レポート
    世界最大の現代美術展「ドクメンタ(13)」レポート
  • 28日から「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」展
    28日から「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」展
  • 遊びのなかの色と形 クルト・ネフ&アントニオ・ヴィターリ
    遊びのなかの色と形 クルト・ネフ&アントニオ・ヴィターリ
  • サンヴェットモン「布製の遊び道具と文房具展」
    サンヴェットモン「布製の遊び道具と文房具展」
  • 創作の現場を見つめる写真家の眼。久家靖秀「Atelier」
    創作の現場を見つめる写真家の眼。久家靖秀「Atelier」
  • 間もなく開催!今年の「サロン・デュ・ショコラ」の見どころは?
    間もなく開催!今年の「サロン・デュ・ショコラ」の見どころは?

Prev & Next

Ranking

  • 1
    背筋がゾゾッとする彫刻。「小谷元彦展:幽体の知覚」展
  • 2
    サンフランシスコの超人気店「TARTINE BAKERY」、ついに日本上陸
  • 3
    今週末見るべき映画「花の生涯 梅蘭芳」
  • 4
    Interview:三保谷友彦 「倉俣史朗を語る」
  • 5
    ジャズ名盤講座第36回「United Artists+Solid State編」United Artistsの魅力を味わう名盤9選!Solid Stateの魅力を味わう9選!
  • 6
    9月8日(土)~9月29日(土)  井上雄輔「Containers in Tokyo」展 開催
  • 7
    マカロン/マッターホーン by Tokyo的 男の手土産
  • 8
    アウディTTクーペの限定モデル「S-line limited」
  • 9
    実は日本では20年ぶり。喜多俊之デザイン展
  • 10
    キング・ジョージ(代官山)/TOKYO、厳選サンドイッチ(1)

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加